今こそ知っておきたい「ウェルネス」の意味を解説
人生100年時代と言われるようになったり、ウイルスの拡大で「健康」に関心がある方も増えています。
そんな健康にも関係が深い「ウェルネス」という言葉を最近よく聞きませんか?
実はこの概念、We’llのビジョンの中核を担っています。
この記事では、そんな「ウェルネス」の意味と語源や、ウェルネスの現状とこれからについてご紹介します。
Index
●ウェルネスとは?気になる意味を解説
●ウェルネスの歴史や由来は?
●ウェルネス市場が90兆円規模に?その理由とは
●We’llが目指す未来とウェルネス
●ウェルネスとは?気になる意味を解説
昨今、日本でも注目されている言葉が「ウェルネス(wellness)」。
「ウェルネス」とは、英語の「well」(健康な、元気な)と「ness」の2つの単語を合わせたもので、「よりよく生きようとする生活態度」を意味する言葉です。
そのほかの定義として、「身体の健康、精神の健康、環境の健康、社会的健康を基盤にして、豊かな人生をデザインしていく、自己実現(2017年)」があります。
簡単にいうと「体と心と環境や社会的に、豊かになることを目指すこと」です。
これは、ウェルネスを研究する『プラットホーム』である国立大学法人琉球大学の ウェルネス研究分野の荒川によって最新の定義として提唱されています。
参考URLはこちら
https://health-tourism.skr.u-ryukyu.ac.jp/wellness/
このように、「健康」を肉体的な捉え方ではなく、より広義的な健康と捉えた概念が「ウェルネス」なのです。
●ウェルネスの歴史や由来は?
「ウェルネス」とは、1961年に米国の公衆衛生医であったハルバート・ダン博士によって提唱された概念です。ダン医師は「心身ともに健康で輝くような状態」がウェルネスの根源であると定義しました。
1975年にカリフォルニアで世界初のウェルネスセンターが設立されましたが、この言葉が一般に浸透したのは、「全米ウェルネス協会(現National Wellness Institute)」が設立された1977年以降です。
この「全米ウェルネス協会」は、ウィスコンシン大学スティーブンスポイント(UWSP)財団の元で発足し、その概念は草の根運動を通して80年代に日本に伝わってきました。
その結果、日本では1985年に「財団法人日本ウエルネス協会」が設立され、運動が本格的にスタートしました。
2004年には日本ウェルネス学会が設立され、研究者や実践者で研究の普及と実践を目的に活動しています。
●ウェルネス市場が90兆円規模に?その理由とは
このように半世紀以上も前から研究されてきた分野であり、新しい概念ではないのですが、最近また世界中で注目されてきています。
その要因の一つに、昨今の感染症拡大が挙げられます。
日々健康を気にする状況だからこそ、「身体的」「精神的」「社会的」な健康に関わる考え方が広がっているのではないでしょうか。
実際に、2020年のウェルネス産業の市場規模は、世界で4.4兆ドル(484〜583兆円)に達しています。株式会社グローバルインフォメーションによると、市場規模は2020年から2030年にかけて4.7兆米ドル(623兆円)に上昇することが予想されています。
なお、日本の市場規模はウェルネスという枠組みでは算出されていないものの、経済産業省によると、約10兆円規模と推計されています。
そして、日経BPから刊行した『消費トレンド2040市場予測』の1つにウェルネス市場が取り上げられています。
出所:日経 X TREND 「新たな有望消費市場の1つ、「ウェルネス市場」の2040年を見通す」(2022年03月10日公開)
ウェルネス市場のサービスは、身体の健康状態を保つ「ヘルスケア」、病気から回復するための「メディカル」といった従来の健康管理に加え、よりよく生きる「ウェルビーイング」の実現も組み込み、「生活全般の質を高めること」を目指すのではないかという予想もされています。
このことから、日本におけるウェルネス市場の規模は、人口減少を視野に入れても、2030年に約89.6兆円、2040年には、なんと2020年の食品業界の規模に匹敵する約86.4兆円となると推計されています。
このように、今後も拡大し続け、ウェルネスの注目度はどんどん増していきます。
出所:日経 X TREND 「新たな有望消費市場の1つ、「ウェルネス市場」の2040年を見通す」(2022年03月10日公開)
●We’llが目指す未来とウェルネス
ウェルネスは、We’llのビジョンの中核を担うもの。
We’llが描くウェルネスとは、総合的に健全な状態を指します。単に身体の調子だけではなく、精神的な充実や安定という意味も含んだウェルネスを、私たちは大切にしたいと考えます。
体調管理やヨガ、さらに環境を考えたサステナブルな活動など、We’llが発信していることもウェルネスの一部です。
もちろん、呼吸を妨げず、環境負荷も少ない「We'llのマスク」も、ウェルネスなアイテム。
これからもっともっと耳にするようになる「ウェルネス」を、今から生活の中でも取り入れていきませんか?