2024年以降のマスクはどうなる?近年の変遷もまとめて解説
2020年、新型コロナウイルスの影響で、急激に市場が拡大した家庭用マスク。
しかし、2023年5月にはコロナウイルスが5類への変更もあり、マーケットは徐々に落ち着きはじめています。
そこでこの記事では、近年のマスク市場がどのような変遷をたどってきたのか。
そして来年以降、マスクは私たちにとってどのような存在になっていくのかの動向予想をお伝えします。
Index
●約10倍に拡大したマスク市場
●【2030年以降】コロナ前より大きな市場に?
●個のニーズを重視したマスクが求められる時代へ
●約10倍に拡大したマスク市場 |
マスクのマーケットは急激な変化をたどってきました。
富士経済の市場調査によると、2020年の家庭用マスクの販売金額は5020億円にもなったことがわかっています。
これは、2019年の販売金額と比較すると、なんと12倍の数値にもなります。
参照:日経クロストレンド
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00379/00004/
こちらは、別の調査グラフです。※
2020年に入ってから販売金額が急増していることがわかります。
この時期から数年間、マスク市場は今までには見られなかった広がり方で変化し続けていきました。
※参照:東洋経済
https://toyokeizai.net/articles/-/609299
そして、We’llのブランドがリリースされたのも2020年11月です。
「人と社会に心地よく」という想いを軸に、ライフスタイルに心地よさを提供できる製品を世の中に発信していきました。
多様なマスクが派生
金銭面の市場規模は、2020年は約3000億円〜3500億円程度と言われています。
翌年の2021年はピークから少し下がったものの、それでも約2300億円〜2500億円程度の市場規模に。
これまで多く使用されていた不織布マスクの他に、布マスクやウレタンマスク、立体構造のマスクなど、さまざまなバリエーションが生まれていったタイミングでもありました。
●【2030年以降】コロナ前より大きな市場に? |
来年以降のマスク市場はどうなっていくのでしょうか。
2022年以降は、市場規模が徐々に落ち着きはじめた時期でもあります。
大きな転換期となったのは2023年の5月。
それまでは2類に分類されていた新型コロナウイルスですが、対策が次第に判明してきたことや、オミクロン株になり致死率が下がってきたことなどを要因に、季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行が決まりました。
これにより、マスクの着用は個人の判断に委ねられることに。
しかし、マスク需要は停滞するのではなく、今後も一定の消費者ニーズを保ち続けるという見解もあります。
そのうちの一つの理由は、感染症対策です。
コロナウイルスは5類に移行されたとは言え、ウイルス自体が完全に消滅したわけではありません。
例えば年末は忘年会のシーズンでもありますが、2023年の調査によると、忘年会での感染リスクを懸念している人は全体の半数以上になるというデータが出ています。
また、コロナウイルスだけはなく、インフルエンザなどが流行していることも要因と考えられます。
マスクはこれからも感染対策のアイテムとして、一定以上の需要が出ることが見込まれています。
参照:株式会社ナフィアス
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000119191.html
コロナ前のおよそ1.6倍を維持していく見方も
感染対策の他にも、「メイクの時短」「顔を隠すことができる」「周りが着けているから」「口臭対策」など、マスクを着ける理由は多く存在しています。
2023年11月に行われた、2000人以上を対象にしたアンケートでは、
「いつも着けている」が56%、「たまに着けている」が29%と、「着ける派」が8割を超える結果が出ました。※1
このような背景もあり、2031年でも市場規模は660億円になるとの予想もあります。
これは、コロナウイルスが流行する前の2019年市場規模と比較して、約1.6倍の数値です。※2
2024年に入ってからも、現在と同じくらいのトレンドが定着し、マスクを着用する人にとっての欠かせないアイテムとなるのではないでしょうか。
※1参照:南日本新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/930ed17ddce79e39b2cca8c03e1312b1f19c3a16
※2参照:富士経済グループ
https://www.fuji-keizai.co.jp/press/detail.html?cid=22038&la=ja
●個のニーズを重視したマスクが求められる時代へ |
しかし、今後は「いわゆるマスク」よりも、より潜在ニーズに応えられるマスクが求められる可能性があります。
近年人気なのは、より「個」に向けた製品。
マスクとしての機能性以外にも、印象を良く見せてくれる血色マスクや、敏感肌の方にも優しいマスクなど、よりデザイン性が重視される傾向になっています
ファッションアイテムとしてのポジションを確立した「バイカラーマスク」
印象を良く見せてくれる「血色マスク」
立体構造でシャープな印象を与える「ダイヤモンドマスク」
これらは、数あるマスクのあくまで一例ですが、コロナ禍に入ってさまざまなニーズが生まれ、機能面以外でも進化していったマスクの事例です。
このように、2024年以降もマスクはその時代の需要を捉え、派生を繰り返しながら一定の市場規模を保っていくと考えられます。
We’llが行ってきた取り組みと今後について
私たちWe’llも2020年のリリース以来、多くの方のお声をいただき、製品やサービスを進化させてきました。
マスクの製品では、ひとりひとりに合わせたご要望にお応えするために、完全オーダーメイドのカスタムサービスを実施。
マスクのカラーバリエーションは現在20色以上にも展開し、
どの色が似合うのかを見つけていただくパーソナルカラー診断のイベントも開催しました。
サイズに関してもぴったりの大きさがわかるように、世界初となるマスクのバーチャル試着サービスも開発。
特に当時は非接触のコミュニケーションが求められていたので、時代のニーズを汲み取り、アプリから診断ができる設計を行いました。
その他、プロダクトとしては新たな形状や機能のマスクも常に開発。
マスクのケア用品や、マスクに関するお役立ち情報のオウンドメディアの運用も続けてきました。
2024年以降、マスク市場がどのように変化しても、「人と社会に心地よく」という私たちのブランドコアは変わりません。
世の中に合ったニーズを捉え、ウェルネスな社会の実現に貢献できるか。
その考えを基軸にして、これからもマスクをはじめとした、プロダクトやサービスをご提供していきます。
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