〜死ぬまでにどれだけいい睡眠ができるか〜「The Sauna」支配人 野田クラクションべべーさんインタビュー記事
We’llがお送りする「心地よさのつながり」をテーマにした、スペシャルインタビュー。
今回ご紹介するのは、長野県で「The Sauna」というサウナ施設を運営されている野田クラクションベベーさんです。
野田さんの特徴的な名前の由来や、サウナにハマったきっかけ、
そして、サウナを通じて提供したい心地よさについてお話を伺いました。
The Sauna 支配人
野田クラクションべべーさん
〇Profile
野田クラクションべべー
東京都出身。
東京のWeb制作会社の株式会社LIGに入社後、アメリカ横断、日本一周を達成。
2018年に信濃町に移住し、クラウドファンディングで支援を集め「The Sauna」をオープン。現在は、株式会社LAMP、The Saunaの支配人としてサウナー(サウナ好きの人)を増やす活動を行っている。
野田クラクションべべーは本名?
-まずは、この質問からさせてください!お名前の”野田クラクションべべー”が生まれたきっかけはどこからでしょうか?
これは、簡単に言うと社長命令です(笑)
僕がインターン生として株式会社LIGにジョインさせてもらったときに、面接官の社長に「なんでもやります!」と宣言したことがきっかけなんです。
それを受けた社長が、これまでにさまざまな無茶ぶりを出してきて、、。
その一つが「名前を変えろ」という指令でした。
-苗字の”野田”はわかりますが、”クラクションベベー”はどこから来ているんでしょうか?
昔、ミュージックステーションで、t.A.T.u.がドタキャンするっていうハプニングがあったじゃないですか。
その時にミッシェル・ガン・エレファントが、「俺らが代わりに歌います」って出てきて歌ったのが「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」っていう曲だったんですよ。
誰かがピンチのときに、自分がやる!と前に出れるような人でありたい。そう思って、曲名のミッドナイト・クラクション・ベイビーを名前に入れさせてもらいました。
正式には”クラクションベイビー”なんですけど、”クラクションべべー”だなと思って、そこは直感ですね。苗字の野田は残して、野田クラクションべべーが誕生しました。
まるで息を吹き返したような体験
-いきなりぶっ飛んだエピソードですね(笑)
サウナにハマりはじめたきっかけも教えていただけますか?
これも、元はと言えば社長の無茶ぶりですね。
企画で日本一周をすることになり、その中でお遍路をする機会があったんです。
うだるような炎天下の中、20kgくらいある荷物を背負って毎日30km以上歩いていました。
その様子をブログに更新していたんですが、Wi-Fiを借りるためにローソンの外を作業場にしたり、宿が無ければ野宿をして、お風呂に3,4日間入れないときもあったりと過酷な生活を送ってました。
そんなとき、高知県の銭湯に行ける機会があって、日焼けが痛かったので水風呂に浸かってからサウナに入ってみたんです。そしたらそれが最高に気持ちよくて、、。
その夜は見事に爆睡できました。サウナってすごいんだなって感動して、東京に帰ってきてから色んなサウナに行きましたね。
実はラッパーとして音楽活動をしていたこともあるんですが、いい歌が書けなくて悩んでいるときは、余計にサウナが気持ちいいんですよね。
疲れや悩みがあってもサウナでリフレッシュができる。
リセットしてまた自分に向き合える場所が見つかったような気がして、どんどんサウナにハマっていきました。
サウナを仕事にするまでの経緯とは
-そこから、大好きなサウナを仕事にしよう!という発想にたどり着いたんですか?
そうですね。サウナの魅力に取り憑かれて、「これを仕事にしたい」と思うようになりました。
でもLIG(現在の会社)にいながらサウナの仕事をするためには、社内の稟議を通さないといけない。
だから社長を必死に口説いて、「資金は自分で集めること」という条件付きでOKが出たんです
-ここでも無茶ぶりが出てますね
でも、今までのものに比べたら、そこまで大変には思わなかったです。
ラッパーになっただけじゃなく、「Let it Go」を365日間歌い続けるとか、他にも数え切れないミッションをクリアしてきましたから(笑)
結果的にクラウドファンディングをして、264万の資金を協力いただくことができました。
これまで無茶ぶりを受け続けてきたことが、ここにつながって活きたと思います。
-野田さんが運営をする長野県野尻湖のサウナ、「The Sauna」の詳細はこちらからご覧ください。
「死ぬまでどれだけいい睡眠ができるか」
サウナとウェルネスの関係について
-「悩みや疲れがあるときほどサウナは気持ちいい」というお話がありましたが、それは今も同じでしょうか?
はい。サウナに出会ったときからそれは変わりません。
ただ、今はサウナの仕事で長野にいるので、東京にいるときよりも疲れることが少なくなりました。なので、わざと疲れてみる、ということもあります。
例えば、行こうと思っているサウナ施設の2駅前で降りて、残りは徒歩移動にするとか。
疲労度がたまるとやっぱり気持ちいいんですよ。夜もよく眠れますし。
僕は、「死ぬまでどれだけいい睡眠ができるか」という人生のミッションを掲げています。サウナはそれを実現してくれる存在です。
-癒されるために疲れるというのは面白い発想ですね。
癒しという意味で、サウナには「ウェルネス」に通じるところもあるのでしょうか。
瞑想のような効果もあると思います。
「ととのう」という表現がまさにそうですね。
ただ汗をかくだけでなく、木の香りで癒されたり、アイデアの発想の場として活用したり、心と体のバランスを落ちかせてくれるのが心地よさにつながっていると思います。
そういう意味では、より多くの人にサウナの「ととのい」を体感してもらえるように、今後はどんな人でも楽しめるサウナ施設をつくっていきたいですね。
例えばバリアフリーのサウナや、ペット連れの人でも行けるサウナなど、まだまだ整備されていない環境は多いですし、だからこそ可能性もたくさんあると思っています。
サウナ視点で考えるマスクの今後とは
-野田さんは、マスク生活で気を遣っていることはありますか?
正直言うと、マスクはあまり着けたくない派ですね。
でも、だからこそ呼吸がしやすいマスクはありがたいと思ってます。
We’llさんのマスクは、シンプルに着け心地がいい。
気を遣っているというほどではないですが、耳が痛くなるマスクは頭が痛くなるし、肌荒れも気になります。
使い捨てではなく何度も洗濯ができて、肌にやさしく呼吸もしやすいものを選んでますね。
気になる点という意味で言えば、「その後の展開」がどうなっていくかには注目しています。
例えばサウナでも、フィンランドではアフターサウナをどう活用するかがトレンドになっているんです。
どのような水分補給が最適なのか、どのような過ごし方がよりリラックスできるのかなどが研究されていて、フィンランドではサウナ後に昆布茶を飲むのが流行ってたりします。
同じように、マスクもその後の展開を考えるといいのではないでしょうか。
例えばすごい保湿効果があってお肌がととのうとか、何かのアフターにマスクを着けるという習慣ができると、義務ではなく、もっとニーズの部分で定着していくと思っています。
それこそ、サウナ専用マスクってまだ存在しないですよね。
サウナの中でマスクを着けたらいいことがある、という切り口を発見できれば、より多くの方に新しいライフスタイルを提案できると思いました。
(終わりに…)
今回もインタビュアーを務めました、We'll代表の藤井です。
サウナーの方にとっては、どのように今人気のThe Saunaさんが生まれたのか、興味深い内容だったのではないでしょうか?
ブランドは文脈の蓄積だと言われることもありますが、まさにそれに触れた感覚でした。
We'llも今後も少しずつチャレンジや発信を続けて、文脈を蓄積していきますので、どうぞご注目ください。
今回の記事も、読んでいただいた方のウェルネスで心地いい生活への気付きになれば幸いです。
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